けんしんBANK

ひたむきに、泥臭く、
お客さまのために
全力を尽くす

渉外課 小山 大輔

プロフィール

2017年入組。最初の配属先では融資課にて内勤業務に従事し、金融機関における基礎的な業務知識を学ぶ。その後、渉外課へ配属となり、個人・法人のお客さまを訪問し、定期預金やローンの提案、お客さまの抱える悩みを解決するためのソリューション提案などを手掛ける。2021年に異動となり、現在は様々な企業の融資提案等を担当し、地元企業のための経営支援に挑んでいる。

心掛け

大切にしているのは、目の前のお客さまに対して全力で向き合うこと。うまくいかなくて落ち込むことがあったとしても、それは次に会うお客さまには全く関係がありません。暗い顔をしていたら、相手にも伝わってしまいます。良い話を自分から呼び込めるよう、一つ一つの出来事に一喜一憂せず、常に目の前のことに集中するよう心掛けています。

私が歩んできた
道のり

2年目

“私たちの仕事は信頼で成り立っている”その大切さを気づかせてくれた出来事がありました。懇意にしていただいている社長から、ローンを利用したいと連絡があった時のことです。借入申込書を書き終えた後、印紙代等諸費用についての説明を行うと「そういったことは先に言うべきではないか」と強く叱られました。信頼してくれていた社長を自分の説明ミスで裏切ってしまい、猛烈に反省し、謝罪しました。改めて丁寧に説明し理解を得られた時は、ホッとすると同時に身が引き締まりました。あとでわかったことですが、社長はあえて、入組2年目で仕事に慣れてきた頃の私に叱ってくれたのです。お客さまの大切なお金を扱う仕事をしている、その責任の重さを、初歩的な間違いを指摘することで教えてくれたのです。社長とは以前にも増して良好な関係を築くことができています。お会いする度に初心を思い出させてくれる、大切なお客さまです。

4年目

コロナ禍で経済の流れが滞り、どの金融機関も資金繰りの対応で追われていました。渉外担当として外回りをしていた私は、こんな大変な時期だからこそお役に立ちたいと思い、沢山のお客さまを訪問しました。直接お話を伺い、先行きの見えない状況に不安を覚えるお客さまが多いと感じたからこそ、会えるなら会って話を聞きたかったのです。そんな状況の中、嬉しい驚きがありました。お客さまからメインバンクより先に融資のご相談をいただいたのです。コロナ禍という未曽有の状況において他行と金利などの条件面においても特段差がない中、「自分」と言う人間を評価していただき、お声がけをいただいたことが純粋にうれしかったです。この融資を機に他行の取引を完全に上回り、現在では当組合をメインバンクとしてご利用いただいています。金利面の条件云々ではなく、人間で評価される。それがこの仕事の醍醐味だと思います。地道に努力を積み重ねれば、道が拓けることを学びました。

5年目

あるエステサロン経営者の方から、「子供たちと一緒に弁当屋を始めたい」とのご相談をいただきました。お店を一からつくりあげるわけですから、簡単な案件ではありません。それでも信頼してくださった思いに応えたくてお引き受けしました。物件探しから始めたところ、ちょうど2年前に閉店した居酒屋が見つかりました。物件が決まり、設備資金の融資実行まで目処がつき、本来ならば金融機関はそこまでが仕事なのですが、それだけでは終われませんでした。この弁当屋を告知してたくさんの方に知ってもらいたい。そこまでやらなければ気が済まなくなり、チラシ配りまでサポートしました。なので無事オープンを迎えられた時は本当に嬉しかったです。ご家族も大喜びで何度も感謝されました。お客さまが思い描く夢の実現に携わることができるのだから、この仕事は素晴らしいなと改めて実感しました。これからは単純な預金処理、事務作業などはますます機械化が進むと思いますが、信頼関係が構築された人間同士だからこそ成せる仕事はたくさんあります。これはどんな時代になっても、決して変わることのない大切なことです。これからも私は、一人でも多くのお客さまと全力で向き合って仕事に取り組んでいきたいと思います。